written: 2001 .. 2015-02-05

ブロードバンド・サービスの比較と選択

ブロードバンド関連費用の比較(税抜)

FTTH(光回線)の場合

(2014-06-22 現在)

NTT vs KDDI
NTT 東日本 Bフレッツ
マンション(8 契約以上の場合)

(with BB.excite)
KDDI
au ひかり マンション
(8 契約以上の場合)
光回線¥2900NTT 東日本¥3700KDDI
プロバイダー¥500BB.excite
ルーターレンタル料¥450NTT 東日本
VDSL モデムレンタル料¥350¥400
月額ネット費用小計¥4200¥4100
固定電話基本料¥500NTT 東日本¥500KDDI
月額通信費用合計¥4700¥4600

ADSL(メタル回線)の場合

(2014-06-22 現在)

NTT vs KDDI vs ソフトバンク
NTT 東日本
Flet's ADSL 8M

(with BB.excite)
KDDI
au one net
ADSL one 30
Yahoo! BB
ADSL 8M
おとくラインタイプ
ADSL 回線¥2650NTT 東日本¥1200KDDI¥3128Yahoo! BB
モデム(兼ルーター)レンタル料¥490¥780
プロバイダー¥500BB.excite ¥1000
月額ネット費用小計¥3640¥2980¥3128
固定電話基本料¥1700NTT 東日本 ¥1500KDDI¥1500ソフトバンクテレコム
月額通信費用合計¥5340¥4480¥4628

※:公式には ADSL one 自体のプロバイダ料金は¥2200 で、そこに電話サービスを付加する形の場合の加入電話料金は¥300 となっているが、実際のところ KDDI の加入電話(メタルプラス)を単体で利用する場合には¥1500 である。つまり加入電話基本料金を¥1500 として逆算すると本当のプロバイダー料金は¥1000 であることがわかる。ちなみに、NTT のフレッツ ADSL に au one net を単なるプロバイダーとして組み合わせて利用する場合のプロバイダー料金は¥1100 であるから、結局のところ「¥100 だけ割引」してくれていることになる。

総括

上掲の 2 表からわかるように、総合的には KDDI が圧勝気味のようである。

まず、先に ADSL から言うと NTT だけダントツに割高。昔は Yahoo! BB が割安なイメージがあったが、現状では KDDI が最安となっている。

そして主流のFTTH(光回線)。料金面からすると、KDDI の方が安いものの、大差はない。しかし、NTT の場合、NTT のひかり電話の加入者同士であっても、通話料は有料である。一方の KDDI が au ひかり電話の加入者同士が無料で通話できるのと比較すると、中身には圧倒的な違いがある。

加えて、KDDI の場合は、au の携帯ユーザーに対しては、各種の割引サービスが存在する。一方、ドコモの携帯を使っていて、固定回線にも NTT を選んだからといって何らかのメリットがあるわけではない(今のところ、NTT グループの分割問題などがあって、NTT グループではそのようなグループ企業による相乗サービスは行えない)。つまり、au 携帯ユーザーは固定回線も KDDI をセットで選ぶべきだが、ドコモ携帯ユーザーは固定回線は NTT を使っても KDDI を使ってもどちらでもよい。

ソフトバンク(Yahoo! BB)については、今や、「携帯電話のみ」の利用者にとってしか魅力のない会社であり、固定回線の候補としては、これといったものが見付けにくくなってしまった。

NTT が自社の光電話加入者同士の通話を無料にできない理由は、その圧倒的シェアに自己起因する。KDDI が 2 番手でありながら光回線の価格面で NTT に対抗できないでいる状況は、NTT が採算度外視の価格設定によって光回線のシェア独占を強引に推し進めていることを物語っている。そこまでしてせっかく大量の利用者を確保しても、その人たちに無料のひかり電話を使われては通話料が稼げなくなって自滅である。一方の KDDI(やソフトバンク)は少数派勢力だからこそ、加入者同士では無料となる au ひかり電話をセールスポイントにし続ける必要がある(もし仮に KDDI が NTT のシェアを上回って多数派になったのならば、当然 au ひかり電話の無料通話は自ら首を締めることになるから、やはり NTT の「ひかり電話」と同様の方策をするだろう)。つまり、一部の目ざとい人であれば、加入者同士無料の au ひかり電話を狙って、敢えて 2 番手の KDDI(または 3 番手のソフトバンク)を選ぶのである。

我が家のネットワーク構成

自宅マンション⇔NTT浦和東(線路距離長:2200m;伝送損失:33(+15)dB)
Internet <--FTTH--> MDF <--VDSL--> VDSL装置 (H02VD4) <--LAN--> Router (AtermBL170HV) <--LAN--> PC
          (1Gbps)        (69Mbps)                    (100Mbps)        (+AtermWL54AG) (100Mbps)

実家マンション⇔NTT浦和東(線路距離長:2650m;伝送損失:32(+31)dB)
Internet <--FTTH--> MDF <--VDSL--> VDSL装置 (H02VD4) <--LAN--> Router (AtermBL170HV) <--LAN--> PC
          (1Gbps)        (70Mbps)                    (100Mbps) ↑     (+AtermWL54AG) (100Mbps)
                                                               └WiFi-> AtermWL54SE2 <--LAN--> PC
NEC AtermWL54AGAtermBL170HV 用
無線 LAN 親機アダプター
1000 円程度でオークションで入手。BL170HV はこれさえ装着すれば、
無料で無線 LAN 機能が使えるようになります。
一方、最新の KDDI のモデム(BL900HW)はハードウェア的に
無線 LAN 機能が元から装備されていますが、
機能を有効にすると有料(月額525円)となるカラクリです(ボッタクリ!)。

マンションなので、Wi-Fi の電波を調べて、空きチャンネルを設定し、
さらにわかりやすいように SSID を手動で設定しましたが、
ちゃんと SSID_nomap の形式にすることもポイントですね。
NEC AtermWL54SE2ワイヤレス LAN ボックス無線 LAN の先に、有線 LAN のハブをぶら下げるような形の機器です。
実家で使用。
写真
Panasonic KX-FB40N
ファックス受信ボックス
(24時間 FAX 待ち受け用)
もちろん PC の内蔵 FAX モデムと FAX ソフトを使えば、
FAX の送受信はできるものですが、
待ち受けのためには PC の電源を
常に入れておく必要があります。
それを回避するための受信専用機。
メモリ受信で FAX データを蓄えておけるので、
あとで随時、パソコンで読み出せばOK。
残念ながら、ニーズが少なかったのか、
すでに生産中止となっており、
フリーマーケットでようやく手に入れる
ことができました。
写真
Omron ME5614U2
USB 外付モデム
V.90 (56K) / FAX (Class 1)
新古品が特売されていたのを入手しました。
アナログモデムは PCI の拡張カードしか持っておらず、
それも Windows 専用のいわゆる「Win モデム」なので、
それとは違った、将来的に Linux でも使い続けることができる
外付けタイプの汎用モデムをキープしておきたいと
常々思い続けていたのですが、
ついに入手する機会を得ることができました。

※本製品は公式にはドライバは Windows しか対応していませんが、
CDC ACM サポートで Linux でも利用できるそうです。

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